天真会は、創始者・青木宏之が天真思想を基盤に開発した稽古各種を学ぶ団体です。

新体道は元々、創始者・青木宏之が空手、合気柔術、棒術など様々な伝統武術や瞑想法を究め、それらのエッセンスを統合して更に時代に即した新しい武術体技として1960年代に創始した現代武道です。天真体道には人の身体能力を極度に開発する性格があり、それを応用・発展させ、現在の様々な稽古種目が天真体道をベースに開発されました。(天真体道は他人と競うことをしないため、試合や競技は行いません)

現在、天真会では天真体道(旧:新体道)、剣武天真流、二刀天真流、天真講座、天外書道のクラスを行なっています。天真体道の稽古各種はそれぞれ独自の体系を持ちながらも全て、「天真思想」を基盤とする「天真体道」という共通の土台の上に開発されており、体の自然性を呼び醒まし、体の叡智から学び、心・体・精神を創造的に成長・開発する道です。​天真と溶け合った生き方は、私たちの在り方そのものです。


天真会の目的

  Purpose of Tenshintaido


全天地と溶け合う

  • 心を柔らかく開き、全天地と一つに溶け合い、真の自由を得て、人々と相和して生きてゆく方法を学びます。​そんな中で、健康で健全な心・体・精神をつくってゆきます。

喜びと成長

  • 天の自由を持っている人としてその「氣」の産物である愛や社会への奉仕を私たち一人一人が自分の出来る形で行い自らの愛や喜びも成長し成熟させてゆきます。

自然性・神性

  • 天からだを通して「道」を学びながら型が教えてくれる叡智を受け取り、私たちが本来持っている自然性や神性を甦えらせます。そのプロセスを通して、​私たちの人生の「道」と「真の我」が本来の一体の状態を取り戻します。

想像の道

  • 稽古を通して、心身には統一感、解放感、覚醒感、快感などが目覚め、物事の真実が正しく見えてきます。従って、天真体道は心と体の健康を得ながら魂の浄化と成長を目指し、「天地人々ワレ一体」の生き方を実践することでより豊かな人生を創造するための方法であり、道です。

天真思想について

  Tenshin Philosophy

「天真思想」は、青木宏之が提唱する思想で、天真体道の全ての稽古は天真思想を基盤としています。

天真体道では、無限の空間と無限の時間を持つ大宇宙(アミターバ、アミタユース、阿弥陀仏)に満ちるエネルギー、大いなる生命エネルギーのことを「天真」と呼んでいます。

「天真」は、昔から各国で神、エホバ、アッラー、精霊、気、空、無、道、ソフィア、ブラフマン、ダールマ、ハギオンプネウマ、毘盧舎那、大日如来、天之御中主神、宇宙神などいろいろな呼び方をされていますが、全て大宇宙を創り上げた神なる宇宙エネルギーのことです。

そのエネルギーは、全宇宙、即ちこの世に存在する全てのものを創り、全ての中に満ち溢れていて、それにより私たちは命を与えられています。あらゆる命はつながっていて(「一即全・全即一」)、

私たちは「天地人々ワレ一体」の生き方を天真体道で体を通して学んでゆきます。