昨日の稽古は期せずして青木宗家のご指導を受けた。
主なメニューは、腰の前後と手を繋いだ前進歩行と脱力である。
天真体道では脱力し、腕をムチのように振り下ろし突き等を払う技を無相拳と呼び、大変威力の出る技である。事実昔ある師範が上級者の突きをこの技で払い、骨折させた程である。
人は自分の体重を自身で支えがちであるが、全身脱力し腕を振り下ろすと全体重が乗り一点に集中し大変な力を発揮する。
剣も脱力し振ることにより無相剣となり、柔らかい動きではあるが利きのある太刀筋を生み出すのである。
円四郎