今年の剣武合宿も富士山の麓で開催され、昨年同様フランスから更には今年はスペインからも道友が参加し、無事閉幕した。
今年は天気に恵まれ、霊峰を仰ぎながらの稽古は実に気持ちが良く、又例年にも増し収穫の多い合宿であった。
先ず空手、体術、剣術に共通の基本組手10本が新たに紹介された。この稽古により、間合い、出を取る、間締め、腰使い、運足が系統だって学べるのである。
話変わって、真理谷円四郎は19歳で小出切一雲に入門し、25歳で師と二回立ち会い何れも師に勝ってしまった。小出切一雲は流祖の針ヶ谷夕雲と三回立ち会い総て相抜けになる程の剣豪であったが負けたのである。
何故円四郎は勝てたのか、どの様な稽古をしていたのか知る由もないが、今回青木宗家よりヒントを頂いた。
このヒントを基に稽古を重ね、更には心身とも無駄を削ぎ、所謂赤肉団上一無位真人を目指し、気の流れへの感応力を高め、真理谷円四郎に一歩でも、二歩でも近づきたいものである。
円四郎